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市川 愛 プランナー
プランナー

花、いけに行っていいですか? LOQUAT西伊豆 夏祭り

2022/09/08
この企画はプランナー兼草月流の華道家としても活動する市川が、乃村工藝社が空間づくりをお手伝いした場所に赴き、クライアントや空間デザイナーの想いを伺い、その空間ならではの花をいけるプロジェクトです。



今回は7月31日にLOQUAT西伊豆で行われた夏祭りのイベントの一環で、ライブいけばなをしにお邪魔しました。昨年人気を博した西伊豆グルメが集結する人気のイベントで、今年が2回目の開催です。地域の方、観光客の方両方が集う、土肥の地域活性化にとって重要な催しです。

※LOQUAT西伊豆に関してはこちらの記事をご参照ください。

まずはLOQUAT西伊豆支配人、冨田さんにお話を伺いました。

(冨田支配人)
新型コロナウイルスの拡大が心配な時期ではありますが、こんな時期だからこそ、土肥の観光を活性化するという施設のミッションに立ち返り、万全の感染対策を行ったうえで、地域を元気にする夏祭りを行うことを決めました。1日限定の特別なグルメ、LOQUAT西伊豆での食事やエステがあたる抽選会もご用意しましたので、皆さんに楽しんで頂けたら幸いです。




   
 

賑わい溢れる夏祭り


門の外・館内には、赤と白の提灯が飾り付けられ、お祭りムードが漂っています。
参加する全スタッフの検温が完了した後で、お客様の検温、最大滞在人数のコントロールを行いながら、夏祭りがスタートしました。

テラスでは庭園の木々を愛でながら、生ビールやから揚げを楽しむ人たちがみられます。
まるで、夏休みに親戚の家を訪れたような、アットホームな雰囲気です。






庭園には、西伊豆の各地域から夏祭りのために出張した店舗のみなさんの屋台が並びます。
伊豆フルーツを使ったドリンクや、コーヒー、焼き菓子、かき氷など多彩なグルメが揃いました。

土肥のあたりでしか採れない白枇杷を使った製品を扱う店舗は、虫よけスプレーの体験会を行い、大いににぎわっていました。ちなみにLOQUATとは枇杷を意味し、LOQUAT西伊豆の敷地内には数多くの白枇杷の木があります。


ライブいけばな前にかき氷を食べるか悩む市川



次第に日が落ちてきました



ライトアップされて明るい時間とは違う表情を見せる庭園


子供向けには、スーパーボールすくいや輪投げなど、縁日らしい遊びが用意されていました。ブースを担当するのは静岡県立伊豆総合高等学校 土肥分校の生徒さんたちです。子供たちと目線をあわせながら、楽しそうに接客していました。



この日は高校3年生6名が参加し、縁日遊びの他、テラスと屋内の3か所にわかれてスタッフとしての仕事を体験しました。引率された先生に話を伺うと、生徒たちは高校卒業後、地域外へと進学するケースが多いそうです。今回の就業体験が、生徒たちの地元就職のきっかけになれば良いとおっしゃっていました。



屋内では、西伊豆の食材を使ったピザや冷製パスタ、サラダ、ハンバーガー、ジェラードが販売されました。どれも美味しそうで、迷ってしまいましたが、市川もピザとシュークリームを美味しく頂きました。







 

夏祭りにいける

​​​​​​屋内での催しの1つとして、お客さんがいらっしゃる前での公開いけばな制作に挑戦させてもらいました。出来上がった作品は夏祭り後、数日間展示し、館内装飾として楽しんで頂きます。

花材準備にご協力頂いたのは沼津にあるAPPLE SEED FLOWERSさんです。
夏らしさを意識した南国を思わせる花材をご用意下さいました。

いけさせてもらう場所はエントランスを入ってすぐに設けられたステージです。来館されたお客様が必ず目にする場所なので、地域を元気にするというLOQUAT西伊豆の使命を心にとめて、見た人が明るい気持ちになるようないけばなを目指します。四方を囲む柱との対比を意識し、まずはシュロを扇のように堂々といけて、お祭りらしいおめでたい雰囲気をつくっていきます。







大まかな構成ができたところで、提灯の紅白からインスピレーションを受けて選んだ赤や白の花材を入れていきます。足を止めていけている様子を見てくださるお客様や、話しかけてくださるお客様とのコミュニケーションを楽しみながら作品を完成させました。








花材:しゅろ、ドラセナ、ヘリコニア、ハンギングヘリコニア、アンスリウム、レッドジンジャー、アレカヤシ、ひりゅうしだ
花器:鉄花器 つづみ

昔も今も、地域の拠点として人々が集まる場であり続ける



300名を超えるお客様が来場され、用意した商品が完売する店舗もあるほどの盛り上がりのなか、夏祭りは無事に終了しました。
クローズ後のスタッフミーティングでは株式会社ARTHの高野社長のお話がありました。

(高野社長)
この邸宅がLOQUAT西伊豆としてリノベーションされる前に、最後に住んでいらしたオーナー川井様に本日の様子を写真でお送りしました。かつてこの場所では、夏になると地域の子供たちにかき氷をふるまっていたそうです。その輝きを取り戻すことができたと非常に喜んで頂きました。今日の夏祭りのように、毎日賑わいを作っていけるように引き続き頑張りましょう。

最後に、LOQUAT西伊豆プロジェクト推進を担当する、乃村工藝社の平塚に話を聞きました。

(平塚)
LOQUAT西伊豆はもうすぐ開業から1年半を迎えます。観光でいらっしゃる方がご利用になることはもちろん、地元の方も他の地域の方を招く際にレストランを利用したり、他の地域に出向く際にベーカリーのパンをお土産にしたりと、地元に根付いたハレの場として使われていると伺って、嬉しく思っています。
花いけ企画を通して今回夏祭りに参加させて頂いたことで、この施設が地域に溶け込み、地域を牽引する場所になっていると乃村工藝社メンバー一同改めて実感しました。今後も施設を作って終わりではなく、開業後も並走するパートナーとして、クライアント様に寄り添うプロジェクト推進を行っていきたいと思います。


全スタッフで夏祭りの振り返りを行いました

花いけを終えて

コロナ禍もあり、私自身、ライブいけばなは久しぶりでしたが、夏祭りを楽しむお客様やイキイキと働くスタッフの方に囲まれて、楽しくいけることができました。完成した作品の前で記念撮影をしていかれるお客様もいらして、とても嬉しかったです。

夏祭りという、LOQUAT西伊豆にとって大切なイベントに参加させて下さった(株)ARTHの皆さま、貴重な機会をありがとうございました。
花、いけに行っていいですか?企画では、引き続き乃村工藝社がお手伝いした空間に伺って開業後の様子をお伝えしていければと思っています。

2022年7月に開業した「LOQUAT Villa SUGURO」に関しても、あわせてこちらの記事をご覧ください。
 
市川 愛 プランナー
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