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NOMLAB : NOMLAB(ノムラボ)は乃村工藝社の空間のプランナーを中心としたプロ集団ですNomura Open Innovation LAB
サトウ ヒデキ テクニカルディレクター(いろいろ擬態中)
テクニカルディレクター(いろいろ擬態中)

ノムログ編集部オリジナル企画|新・空間歳時記をつくる Vol.1 次世代のお花見を探る ー企画編ー

2020/04/07
こんにちは!『ゆるゆる渚歩記』のブログでおなじみの編集部ヒデキです。
 
ノムログではこれまでに、さまざまなノムラプランナーの“各自の視点”によるブログを掲載してきましたが、
今年度最初のノムログ編集会議において、「ノムラグループのオウンドメディアとして、読者が更にノムラらしさを実感できる企画をシリーズ化して記事にしていこう!」という決議のもと、編集部員たちによる新たなチャレンジを季節ごとに掲載していきます。

ノムログ編集部が主催してお届けする企画ですから、“空間やイベントの未来への可能性を探る” を真剣かつ楽しく、クリエイティブに取り組み、それを実証実験してみて、編集部内で考察していこうという試みです。そして、このブログを通してその一部始終をお伝えできればと考えています。

というワケで、第1弾の春は、『次世代のお花見を探る』 であります。
 

『花見』を辞書で繙いてみた

かの広辞苑には、『花見』は、以下のように記されています。

はな‐み【花見】 
  • 花(おもに桜)を見てあそびたのしむこと。花逍遥。観花。観桜
  • 3月3日か4日に村人たちが見はらしのよい丘の上などに集まり飲食する風習。花見正月。やまいそ遊び
                              出典 (広辞苑 第六版・岩波書店)

「いったい、いつの時代の花見だ?」と、思えるような解説ですが、『花逍遥』ってなんか粋な表現だな~。
「3月3日か4日」は、現在の花見の時期と1か月ほどズレているカンジですが(ひな祭りか!)
「集まって飲食する」は、現在のお花見にもほぼ通じていますね。

お花見は、「桜のある空間で古くから行われる国民的行事(イベント)」であり、
このシリーズ企画のスタートとなる春の季節にうってつけのテーマです。
しかし、同時期に新型コロナウィルスが流行しはじめ、通常のお花見に対してもウィルス感染の懸念が出てきました。この企画は、それ以前にスタートしたのですが、

「感染を回避しながらお花見を楽しむことはできないのか?」

そのような観点にも注意しながら、『次世代のお花見を探る』ということへのチャレンジをしてみようということになったのです

 

花見プロジェクト・企画会議

かくして、2020年3月某日、『次世代のお花見を探る』の方針検討会議が開催されました。
この会議に備え、当日までに編集部員各自がアイデアを事前に作成しており、オンライン上ですでに意見交換をしていました。
その企画案を一部抜粋で皆さまにも紹介したいと思います。

これからお見せするそれらの企画案は、自分も含めてノムログに掲載されることを前提としておらず、
編集部員たちが自発的に作成したモノです。(あとから各自に承諾を頂きました)
掲載にあたって写真等のビジュアルイメージは少々変えてありますが、
編集部のリアルをお伝えしたいと思い、ほぼ現物のカタチでお見せすることにします!

トップバッターは、ワタクシ、ヒデキのWEB会議アプリをベースにしたアイデアです。
それぞれ、投稿された時系列で紹介していきます。

 

ヒデキ案



ワタシからの提案は、

1. 各自が感染の心配のない環境で同時にお花見イベントに参加できること
2. リアルな時期に、リアルな宴会ではない(感染回避)ところが通常のお花見と異なる
3.  “ノムラらしさ” を如何に取り込み、表現できるか?


以上3点がこのアイデアのポイントです。(イラスト:新入社員エレン)
企画書からは、3.が上手く表現できない自分自身へのジレンマが伺い知れます(笑)


次は、いつも“興味深いイベント視察リポート記事”の投稿でお馴染みの横田編集部員のアイデアを紹介します。
 

横田案



「今回の企画の意義を考えたときに、桜の時期が過ぎた後の“事後開催”でも面白くなるのでは?と思い、“時差花見”を提案します」 とのこと。

「1.リアルタイムと事後開催のメリットと切り口、 2.そもそも花見ってどんな要素が詰まっている? そのキーワードの中で事後でも楽しめるものを見てみました。」

なるほど、横田案は、桜開花の時期(盛期・終了後)を違えた2つの花見を体験/考察して花見の本質をあぶり出すという試みですな。お花見の要素をマトリクス化して整理している切り口がプランナーっぽいな~


3番目は、“空間×マーケティング”の記事を執筆した、森田編部員(もりえり)のアイデアです。
 

もりえり案



天候に左右されない屋内で、ノムラらしさのある「空間演出とライブ感」にこだわると…



もりえり案は、“空間とリアル”の両軸で花見の手法を整理したんですね。

アイデア①はそれぞれが持ちよった「桜フォト」を大画面で観賞、
アイデア②はヒデキ案「食の祭典」と考え方は一緒でのようです。


4つ目は、日々“ネタさがし”している岡本編集部員のアイデア

岡本案



岡本案は、「花見とは」からはじまり、“花見のパーティー化”を危惧しながらも
そのアイデンティティを守りながら時代にフィットした花見のスタイルを模索していくアイデアですね。

 

『花見の方向性』を整理する

いくつかの案が出揃ったところで、横田部員が実験的なイベントの方向性を整理してくれました。
それぞれの案を集約して、方向性のポイントを3つに絞ることで、具体的にやるべきことが見えてきます。

3つの丸が、『花見団子』をイメージしているように見えるのは、ワタシが食いしん坊だからか?!



ここにきて、『花見の原点回帰』 というニューワードが出てきました。
そう、“日本の花見の始まりや由来”を理解することが、花見のアイデンティティを保ちながら未来に向けた新しいお花見スタイルを生み出すことにつながるのではないか?


そこで、ヒデキがその起源を調べてみました。そして、それを体験してみるアイデアと一緒にまとめてみたのがこちらです。



他の方々からも意見やアイデアはいろいろ出ましたが、
編集の都合上、企画書化された編集員のアイデアのみ紹介させていただきました。


これらのアイデアをもとに、「まあ、とりあえずやってみよう!」ということになり、

2020年・春、東京の桜が見頃を迎えるであろう、リアルな時期に
バーチャルな『WEB会議アプリ』による実験的なお花見の開催が決定しました。


そのイベントの内容と実際のお花見の様子は、『次世代のお花見を探るーやってみました編』にてお伝えする予定です。

以上、ノムログ編集会議の現場から、ヒデキがお伝えいたしました。(2020年3月某日記)
 
サトウ ヒデキ テクニカルディレクター(いろいろ擬態中)
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