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野菜づくりのスーパーコンシェルジュ

作成日時:

Julia(周 虹)

Julia(周 虹)
こんにちは、ジュリアです。
毎日3歳児、猫2匹とたくさんの植物に囲まれながら、仕事と育児に奮闘しています。
今日はそんな奮闘の日々から着想を得たアイディアを、1つご紹介したいと思います。
 

ゼロから野菜づくりにチャレンジ


私が生まれ育った場所は中国南部にある、広西チワン族自治区の小さな町です。
仕事や家庭の関係で、実家からどんどん離れていきました。遠く離れれば離れるほど、子どもの時に食べ慣れていた野菜やお母さんの料理が恋しくて・・・。

いま日本で暮らしている私は、いつか実家の野菜を作って、その野菜を使って母の料理を再現しようと思っていました。
今年たまたま区民農園に当選したきっかけで、野菜作りをゼロからチャレンジすることになりました。
 

母の味を再現!でもハプニングが尽きない…


野菜作り初心者のため、最初の土づくりと種まきに苦労する日々。
毎週末欠かさず畑のお世話、共働き家庭もあり、週末はほとんど休めていない気さえ・・・。一方で、野菜たちがぐんと成長している様子を見て、心が満たされている自分もいました。そんな試行錯誤の末、ついに野菜の収穫に成功!
来日して10年、自分で作った野菜を使って、母の味を再現することができました!


↑母のレシピの再現:
ズッキーニの花と茎が入ったスペアリブスープ(左)と白瓜の漬物(右)

野菜づくりの楽しさを満喫している同時に、予想外のシビアなハプニングもたくさん起こりました!!

6月中旬から猛暑が相次ぎ、野菜たちがぐったりになるし、週末に「よっしゃー!」と気合を入れて畑に行こうとしても、小さな子どもの体調が不安定のため、なかなかスケジュール通りに進められません。

また、週一のお世話だけでは、野菜の病気にすぐ気づくことができず、気づいたらズッキーニが密集状態に。
それが原因で病気が発生し株のほとんどが枯れてしまったり、病原菌が付いた葉っぱを即座に処分できず周りの白瓜にも移してしまったりと、病気の連鎖が止まりませんでした(涙)。
 

野菜づくりをまるっとコンシェルジュ


こんな苦い経験をふまえて、初心者でも共働き家庭でも、誰でも気軽に野菜づくりを楽しめるサービスがあったらなと妄想をしました。
準備段階から消費段階までを、「オンライン」と「リアル」でまるっとサポートする、ワンストップのスーパーアプリです。

例えば、
1、野菜をつくりたくなったとき

【オンライン】
・利用者は最寄り駅、家族構成、畑に費やせる時間などを入力。
・アプリが利用者のライフスタイルに合わせて、無理なく楽しめる畑の大きさや、近隣の貸し農園・シェアファームなどを推薦してくれる。
【リアル】
・農園と連携し、定期的に利用者や興味のある方向けの体験会やマルシェを開催する。

2、野菜づくりを始める前に

【オンライン】
・農園の区画にカメラを合わせると、カメラが空間を認識。農園を最大限に活用できるレイアウトから、作業しやすいレイアウトまでを提案してくれる。
・利用者の健康診断結果や家族の好みと連動し、不調を改善できる野菜を推薦してくれる。
・おすすめの野菜種がオンライン購入できる。自宅もしくは貸し農園まで届く。
・畝づくりから野菜作りまで各段階の作業イメージを映像で公開する。
【リアル】
・農園で畝づくりから野菜作りまでのレッスンを開催できる。
・必要な作業道具など無料で貸し出しできる。

3、野菜をつくるとき

【オンライン】
・自宅でもいつでも野菜の様子を確認できる。
・野菜の写真をアップすると、成長の様子に合わせて間引きや追肥、授粉のタイミングを教えてくれる。
【リアル】
・AIを駆使し、リアルタイムの温度・湿度に合わせて、乾燥エリアを給水したり、野菜の病気を検知して、薬の自動散布を行ってくれる。

4、収穫のとき

【オンライン】
・野菜の写真をアップしたら、収穫のタイミングを提示してくれる。
・種類によって、種取りの時期と方法を教えてくれる。
【リアル】
・各家族が食べきれない野菜マルシェを農園で定期開催。地産地消を促進する。

5、料理をつくるとき

【オンライン】
・母が遺したレシピやオリジナルレシピを記録・保存できる。
・コミュニティ内でレシピをシェアできる。
【リアル】
・農園で採れた野菜を使ったグルメ会が開催できる
・野菜作りの地域コミュニティを活性化させる

このようなサービスがあったら、野菜づくりがますます身近になるなと思った次第です。
野菜づくりには農園というリアルな場が欠かせないですが、その過程をテクノロジーでまるっとサポートできれば、より気軽に楽しめられるではないでしょうか?

野菜づくりをサポートすることを起点に、作った野菜を自分の家族で食べたり、食べきれない分をそこで暮らす地域の人たちで消費したりすることで、生活が豊かになり、環境にも優しくなります。
そんな人にも社会にも優しい野菜づくりができたらいいですね。

 

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