idea seeds

NOMLAB : NOMLAB(ノムラボ)は乃村工藝社の空間のプランナーを中心としたプロ集団ですNomura Open Innovation LAB

生体データのアートをNFT販売したい!買いたい!

作成日時:

宮原 咲貴

宮原 咲貴
はじめまして。今年の春で乃村工藝社歴3年目に突入したNOMLABのみやはらです。
今回はみやはら回の第1回目ということで、まずは簡単な自己紹介から始めようと思います。


みやはらの自己紹介

みやはらの特徴その1
多ジャンル掛け持ちオタク!ということで何が好きかと言いますと…
・某8人組男性アイドルグループ
・某テーマパーク
・歴史、特に幕末、特に新選組
・アニメと漫画
ジャンルに統一性がないですが、全部大好きです!
なので、出てくるアイデアは好きなものがベースにあり、『オタクの欲望』として出てくるものがほとんどです(笑)

みやはらの特徴その2
人を測ったり、データを集めたり、分析したりすることが大好き!
元々、トリックアートなどの錯覚がなぜ起きるのかにとても興味があり、その興味を解明すべく大学・大学院では人間工学や感性工学を専攻し、実験を行い実際に人のデータを計測して分析していました。

ということで、私のことは『データ分析が好きなオタク』だと思って下さい。


自己紹介も終わったところで、早速私の「生体データをアートにしたい!」というアイデアについてお話していこうと思います。

突然ですが、みなさんは自分の声を見たことありますか?
声とは本来聞くものであって目に見えるものではないですよね。
では、みなさんのスマートフォンからボイスメモを開いて録音開始を押してみてください。
iPhoneのボイスメモで自分の声を撮ってみました


どうでしょう?ボイスメモで録音すると自分の声が目で見えませんか?

試しに音声の見える化を体験してもらいましたが、実は人間には目に見えないデータがたくさん詰まっています。というよりは、人間の行動はすべてデータになります。心拍や脳波など無意識の生命活動や、肉体的な運動や眼球運動など意識的な行動などすべてが特定の機材を使用することで、音声のように見える化することができます。そして人間が持つデータとは、その時その場限りの唯一無二のデータとなります。(「あの時の心拍を再現してみよう」や「あの人の筋肉の動きを再現してみよう」ということは人間には不可能です。試しに同じ波形ができるかボイスメモで試してみてください。)
さらに、見える化された人のデータは保存することができ、いつでも見返すことができるようになります。
つまり人間は生きているだけで唯一無二のデータを生み出し続けていて、そのデータを記録することができれば唯一無二のデータを見返すことができるようになるのです!

さて、前置きが少し長くなりましたが、ここまでくると人間が持つ生体データがいかに面白くアートに向いていると気が付いてきた人も多いのではないでしょうか。
人の生体データはすべて数値として書き出すことが可能です。そこで書き出された数値を元に、ボイスメモのように2Dで表したり、3Dにしたり、さらには特定の数値の場合は色を付けたり、データの形を変えて色を付けます。すると、ただの生体データが形を持った唯一無二のアート作品になり得るのです。
生体データのアートイメージ


実際に音声を指輪にするサービス(Encode Ring)や脳波をアート作品として売り買いするイベント(BWTC「脳波絵画」)もすでにあります。
※ご注意
・リンク先のウェブサイトは、乃村工藝社のウェブサイトではなく、当社の管理下にはないものです。 
・この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスは、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスは廃止や変更されることがあります。最新のアドレスについては、ご自身でご確認ください。 
・リンク先のウェブサイトについては、リンク先の組織・団体等にご確認ください。


さあ、生体データが唯一無二のアート作品になり得ることを知ったみなさんはどんな風に生体データのアート作品を活用したいですか?
私が活用したい方法はズバリ2つあります。

その1乃村工藝社のプランナーとして活用したい方法:空間×個人の生体データ
空間での体験を丸ごとデータ化し、その時その場所で体験した思い出を生体データアートとして保存する。
同じ空間でも人によって感情や動き方は様々ですよね。訪れた人の数だけ計測してアートにできたら面白いと思いませんか?博物館や美術館の最後の物販コーナーに、ここを訪れた人の「生体データアート」が売られていて、自分自身も自分の生体データを売ることができる『生体データアート売店』スペースがあるイメージです(笑)
人のデータと自分のデータを見比べながら「この人の心拍は速いから展示を見て緊張してたのかな?」とか、自分のデータを持ち帰って「あの空間での生体データを見ると筋力をたくさん使ってるな~」とか、空間での体験に紐づいた生体データをお持ち帰りしたり、他の人のデータを見たりできたら面白いなと考えてます。


 

その2アイドルオタクとして活用したい方法:アイドル×生体データ
本題はここから、と言っても過言ではないくらい実現したい活用したい方法です!(笑)
コンサートで歌っている推しの音声データのアート、欲しくないですか?
踊っている時の推しの筋肉の活動電位データのアート欲しくないですか?
MCしている時の脳波データのアート欲しくないですか?
私は欲しいです。
ただのデータで配布でもいいですが、せっかくならきちんと形のあるアート作品になった状態で販売してくれたら思わず買ってしまうと思いませんか?私なら即買います。
あの時あの瞬間の推しの動きを生体データアートとして閉じ込めることができたなら…!そしてアート作品として購入して手元に置くことができたなら…!作品を見てはコンサートのあの時あの瞬間を思い出すきっかけになり、体験そのものを思い出として保存できる最強のアイテムになると思いませんか!?


…アイドル×生体データについては永遠に語れてしまうので今回はこのあたりで引きあげようと思います。ご興味のある方はぜひぜひ一緒に語りましょうね!

 

more idea seeds

MORE